【Flyってなんだ?】

 フライは、“ハエ”の事?「THE FLY」なんてハエ男の映画があったけど、ハエには、違いない。
その映画でもフライロッドを振るシーンがあったね。森高千里の歌でも「ハエ男」なんて歌が
あったね。これは、全くフライフィッシングとは、関係無いけど…(笑)

 フライフィッシングの場合、フライとは、昆虫の殆ど全てと言ってもいいかもしれない。
カゲロウ、トビケラ、カワゲラ、などの水生昆虫の幼虫からさなぎ、それから成虫。
また、陸生昆虫(テレストリアル)もフライだ。バッタ、毛虫、甲虫、トンボ、そんな昆虫
全てフライと言って良いでしょうね。でもフライは、昆虫だけではなく小魚などの魚もフライ
で作る。ちょっとフライと言うには、例外的なのだがこれをストリーマーと呼ぶんだ。
そう言った水生昆虫や陸生昆虫、または、小魚を鳥の羽や、動物の毛を使ってフライを作る。
フライは、大きく分けてドライフライとウェットフライとストリーマーに分類されるんだ。
まあ、もっと詳しく知りたい人は、専門的にフライの文献もあるのでそちらで勉強してね。

 まず、ドライフライなんだけど、やはりフライと言えばメイフライ(カゲロウの成虫)
で魚を釣るのが一番の醍醐味。フライフィッシングは、サイトフィッシングでの釣り
が特徴的でしょう。「サイトフィッシング」とは、「見て釣る」と言うこと。
ドライフライは、何故ドライと言うか、それは、水面に浮くフライだからなんだ。
だから、魚が浮いているフライにぱっくり喰らいつく訳、それを見てロッドを合わせて釣るんだ。
でも、魚も警戒心があるから食い気がない時は、なかなかドライフライには出てくれない。
しかもここ最近、フライマンが多くなった事でも魚の警戒心は、より一層強くなっている。
魚の性質を良く知った上でフライをチョイスするんだ。ドライフライにするかウェットフライ
にするか、その選択で大きく釣果は違ってくる。でもフライマンは、やはりドライフライ
での釣りに拘るからウェットで釣るよりドライで釣る事にその価値を見い出すのだ。
本当は、ドライで釣れないと結局ニンフ(ウェット)で釣る事になるんだけど…(悲)

 ここでニンフなんて言葉が出てきたけどニンフも広義では、ウェットフライなんだ。
ニンフは、水生昆虫のカゲロウの幼虫の事。他の水生昆虫も幼虫やさなぎの呼び名があるけどね。
湖での釣りは、殆どウェット、ストリーマーの釣りになる。ワカサギをイメージしたストリーマー
などが多く利用される。


 大まかにこんな形で説明したけど実は、もっと細かな分類もできるんだ。
そしてフライの素材も色々用途によって多種多様、数え切れない程と言っても良い。
マテリアル(素材)は沢山あるんだ。これを全部揃えると大変!お金が幾らあっても足りない(笑)
女性の方でもフライフィッシングをする人も多くいます。釣りスタイルもオシャレですし。
冒頭で、ハエ男「THE FLY」の映画なんて言いましたが、とってもいいフライフィッシングを
背景の映画があるんだ。あの「ブラッド・ピット」のデビュー作。監督は、ロバート・レッドフォード。
映画「リバーランズ・スルーイット」はお勧めだよ。特別お魚釣りの映画ではないが、釣りに興味の
ない女性でもきっとブラピの魅力に引かれるようにフライフィッシングを好きになるかも…。


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