2005年07月15日

アスベスト

もう既に一般にこのアスベストを知らない人はいないだろう。
発ガン性物質である。
このアスベストだが社会問題になる前から私達の業界では長く使用していた。
製品の名前にも「アスベスト○○○」などとある。
吸い込むような環境ではないが全く吸い込まないか?というと存在する
以上チリになり吸い込む危険性はある。
アスベストの粒子はタバコの煙と同じ大きさだとの事。
よって普通のマスクでは防御できない。多分私たちが使用している防塵マスクでも
駄目ではないだろうか?

もし、学校や公共施設などにこのアスベストを利用していなかったら、私達のような
限られた職業の中だけでは恐らくこんな社会問題にはならなかっただろう。
知らないまま私達はそのアスベストを使い続けただろう。

私達の使う材料の中には実は発ガン性ではないか?と疑わしい物が他にもある。
ただ、因果関係を検証するデータが少ないので根拠すらないとなってしまう。
つまり全体数が限られているため統計として検証するとかしないとかその段階でも
ないであろうと容易に判断できる。

知らぬまに「ウラン」が使用されていた事もあった。こちらも製品を作るのに必要不可欠
な材料に含まれていた。だが、問題になり、メーカーの努力でそれは解決された。
代替の物で問題を解決した。
このウランも実は私達にも影響があるのだが、一般の人にもその影響はある。
だからこそ、ウランが使用されている事が公(と言っても殆ど業界)が知る事となったのだろう。
現在では使用されていない。

いつも公共性と言う観点から“危ない物”は知る事となる。
一部の特殊な環境では、それすら表に出ない事もあるのではないかと思うと
”疑わしい物”ではあるがそれ以上の“危ないも物”として認知される事も無い。
まだまだそんな物が存在すると思うと何だか不気味だ。

Posted by c-bird at 2005年07月15日 00:07
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