2005年09月18日

日本の郵便貯金がアメリカの軍事拡大に・・・

郵便貯金が吸い上げられそのあげくアメリカの軍事費に充てられる。
という主旨の記事を少し前、よくお邪魔するサイトで見かけた。
ずっと気になっていたので、その事について少し私なりに感じた事を書いてみる。

金融に関して殆ど知識の無い私だが、アメリカの軍事拡大になる。はて?
金融自由化の日本は世界に市場を開放しているわけで、アメリカでも何処でも
自由に法律のもと取引きが出来る。だが、経済力の強いアメリカに買われる
可能性は大いにある。

だが、ここで少し無い頭で考えたのだが、アメリカに吸い上げられたお金が
軍事費になってしまう。と言うのは、少し本末転倒な事じゃないか?
確かに国が潤うしその予算は、軍事費にもなるだろう。
しかし、日本の郵便貯金がそのまま軍事費になってしまうかのような言い方は
あまりに針小棒大な論理ではないか・・・。

例えば日本が鉄鋼をアメリカに輸出したとする。その鉄は色々な物に姿を
変える。平和利用の為の機器に変わるかも知れない。病院が建つ鉄骨や
医療機械になるかもしれない。
そして軍艦や戦車や戦闘機に変わるかも知れない。

#金は悪にも善にも平等に使われてしまう。自由に姿を変える魔物である。

あるアメリカの金融機関で仕事をしていた元ディーラー(日本人)が日本の郵便貯金の
34兆円がそんな金に変わるので郵政民営化は反対!という。
ディーラーとは何だ?金融で、しかもアメリカで利益をあげるため、お金を動かすその人は
おそらく一日数10万ドルの取引きをしていただろう思う。ディーラーとは金を運用し利益を出
す事を目的とする。その人の論だと逆に自身もアメリカの軍事拡大に随分貢献した人となる・・・。

「ディーラーとトレーダーとブローカーの違い」

・ディーラー
自己の勘定とリスク負担で売買を行う者

・ブローカー
顧客の勘定で委託を受けて売買の仲介を行う者。
また両業務を兼任する者は、ブローカー・ディーラー(broker-dealer)と言う。

・トレーダー
基本的にはディーラーと同義だが顧客間の取引の仲介を行う者を含めることがあり、
ブローカー・ディーラーとも言える。したがって自己売買に限定しない場合は、
ディーラーではなくトレーダーの表現を使う方が適切。

Posted by c-bird at 2005年09月18日 07:34
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