ピント合わせに関してはコンデジの液晶画面を見ながらのピント
合わせに最初戸惑う。が、何枚か撮影しているうちにピントの
合っている位置が分かってくる。
しかし、超望遠なのでレリーズを指でつまむだけで
被写体が揺れる(実際はデジスコが揺れる)のだ。
シャッターを切るときはデジスコ本体には触れてはいけない。
というか触れると絶対揺れが収まらない。
そんな事から、本体から手を離して連射が基本だ。
撮影する距離だが、100m先の小さな野鳥(被写体)が
拡大鏡で見るほどに撮れるものだと思っていた。
デジスコで撮った画像がそんな画像ばかりなのでそんな錯覚に
陥ってしまうのだろう。
そんな画像を撮れるのは実は、10m~20mほどの距離なのだ。
100mも離れるとさすがに小さな野鳥はそれなりにしか撮れない。
それに、野鳥といっても綺麗な背景でかつどアップの画像は
殆どが公園にいる比較的人に馴れた野鳥で人との距離も
結構近いのだ。
経験則からカワセミを例に挙げると、その辺りが顕著に表れる。
自然の川に棲むカワセミは、40m先でも人影を見ると
飛び去ってしまう。公園のカワセミは数メートルまで
寄ってくるものもいる。
公園で撮影したカワセミか自然の川や沼で撮影したカワセミ
かは、その画像を見ると一目瞭然だ。例えば綺麗に咲いた桜の
枝にとまるカワセミや鮮やかな紅葉の枝にとまるカワセミは
間違いなく公園で撮影したものだろう。何故なら自然の
川べりには、桜の木も紅葉の木もまずない。
背景は結構うっそうとした、葦や雑草などである。
カワセミは人から見て綺麗な所を選んでとまってはくれないのだ。
それに公園では、餌付けされている場所があり、カワセミの
とまる人工の枝が植えつけられ、餌場が作られ見る人や
撮影する人のための演出となっているところが多い。
特に都内の公園などはそんなところが多く存在する。
デジスコで飛び物を上手く撮影しているのを見かける。
これも公園などのカワセミが多い。
カワセミの訪れる場所が限定されているのでそこで待ち構えて
いればシャッターチャンスはかなり多くなる。
自然の環境でも可能であろうが、足場を選ばない公園での
撮影にかなり分がある。それにしてもデジスコでの飛び物は
難しいと思うがそんな画像を撮っている人は腕も良いのだろう。
だが、飛び物をデジスコで撮る意味があるのか?と私は
単純に思ってしまう。デジイチのほうが手返しが良いと思うからだ。
だが、撮る人のはそれなりに意味が有るのだろう。
恐らくあえて難しいデジスコで飛び物を撮る事に意味を見出して
いるのだろう。難しいものにチャレンジしているのかもしれない。
例えば私はFlyFishingが好きだ。釣りをする人でも
それに意味を見出さない人は、なんであんな面倒で難しそうな
釣り方をするのだろう、と思うに違いない。
生えさを付けて放り込めば良いのでは?と思うかもしれない。
何に意味を見出すかは人それぞれということだろう。
デジスコは野鳥撮影限定なところがあり、それに動きのあるものは
どうしても不得意な部分がある。幅広い撮影が可能なデジイチとは
違う物と考えた方が良いだろう。
それを踏まえて楽しめれば良いと思う。
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