2005年10月12日

年金の不公平?

私なりに整理してみた。

■第1号被保険者
国民年金だけに加入している人
私のような自営業者が対象
現在の保険料(2005年現在 13,580円妻がいれば×2)

■第2号被保険者
国民年金に加えて、厚生年金や共済年金など2階建て部分のある人のこと。
サラリーマンや公務員が対象

■第3号被保険者
サラリーマン、公務員の妻が対象。
年収130万円未満であれば、この第3号被保険者になることができて、
保険料を支払わなくても国民年金の被保険者となることができる。

つまり、サラリーマン、公務員の妻は、保険料を1円も払わなくても
国民年金基礎年金は支給されるのだ。

※自営業者の妻はこの対象にない。自営業者の妻(私の妻)は貰えない。
自分で国民年金に加入しないと1円も貰えない。サラリーマン、公務員は
2階建てになっているとはいえ会社などが半分ほど負担している。

■遺族基礎年金、遺族厚生年金、遺族共済年金
国民年金加入者が死亡した場合に、18歳未満の扶養している子供がいた場合に、
妻と子供に支払われる。末の子供が18歳に達すると年金は打ち切られる。
ただし、過去一年間保険料の滞納があると支給されない。
また、サラリーマンや公務員が死亡した場合には、その妻や子供に対して、
遺族基礎年金に加えて遺族厚生年金も支給される。(公務員は遺族共済年金)

※自営業者など国民年金の加入者は、子供がいない妻には1円も支給されない。
(配偶者である妻も国民年金に加入の義務があるので被保険者となる訳だから
  建前上、妻に1円も支払われないと言う事態が発生しないのだが・・・)
子供がいた場合でも18歳で打ち切られる。

※サラリーマンや公務員の妻は、子供がいようがいまいが支給される。離婚しない限り
一生支給される。
(但し2007年4月以降は、夫が死亡した時に子供のいない30歳未満の妻への
遺族厚生年金の支払いは5年間となる)

単純に不公平ではないか?・・・。
年金を一元化する場合、自営業者から多く保険料を取るかサラリーマン
や公務員から取るかの議論になるのだろうが、どうあがいてもそれしか
ないようだし。条件の悪い自営業者の保険料の負担が多くなるのは納得
がいかない。せめて妻は、国民年金に加入していなくとも子供がいなくとも
遺族年金を支給するようにしないと納得いかない。

※それに公務員の場合は、もっと優遇されている。2階建て(共済年金)
の部分の割りが良い。いわゆる官民格差(保険料率や自給対象など)だ。

妻や子供が受給資格を失うと父母や孫、祖父母などの親族に受給権が移行する。
しかし、この制度は、おそらく厚生年金と同様に改める予定だとの事・・・。
たが現状では、優遇されている事は明らか。
しかし、公務員はとにかく優遇されすぎている(-_-メ)

Posted by c-bird at 2005年10月12日 08:41
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