2005年10月22日

野良烏骨鶏受難

何処の誰が捨てていくのか分らないが烏骨鶏の棲む雑木林は烏骨鶏が増えたり
減ったりしている。何故増減するのかも分らない。で、昨日お袋がウォーキングから
帰ると烏骨鶏が一羽側溝に落ちて上がれないとの事、それで昨日私達も
ウォーキングの途中そこを覗くと一羽烏骨鶏が側溝にじっと立ちすくんでいる。
水の流れはあまりないがそれでも足が水に浸っている。どれだけそこにいたのか
冷たいだろう。結構深い側溝でなおかつ雑木林からのうっそうとした草木が覆い被
さっているので手で捕まえる事が出来ない。ウォーキングの途中なので気になり
ながら帰りに太い木の枝を拾ってきて側溝に入れてやった。上手くそこを伝わって
外に出られるようにした。

今朝、お袋がウォーキングから帰ってきたのだがまだ烏骨鶏は側溝の中にいた
との事。それとどう言う訳か卵を持って帰ってきた。どうしたのかと聞くと、どうも烏骨鶏が
産んだらしい。烏骨鶏が落ちていた側溝の直ぐ脇にもう1匹烏骨鶏がいたが
どうもそれが産んだようだ。その卵だが、お袋は午後のウォーキングの時
また元の場所に戻してきた。

私達は、夕方ウォーキングに出かける時、魚をすくう大きな玉網を持って出かけた。
まだ側溝に烏骨鶏がいるかも知れないのでそれですくって外に出そうと
考えたのだ。その場所に行くとやはり烏骨鶏は、側溝の中にいた。持ってきた玉網で
そっとすくうと上手く烏骨鶏は網の中に収まった。そのまま側溝脇の藪の中に
逃がしてやった。烏骨鶏は思いのほか元気でコケコケ鳴きながら藪の中に姿を
消した。なんだか味気ないなぁ、お礼のひとつも言ってくれないかぁ・・・。(笑)
何となく昨日から気になっていた烏骨鶏だが私達自身もその事が少し引っ掛かっていて
救ってやって気分はすっきりした。

その側溝の直ぐ脇に卵があった。多分お袋が置いたのだろう。これじゃ卵は
だめになるなぁ、と気になりながらもウォーキングを続けた。帰り道もう一度その場所
に寄ってみた。先程助けてやった烏骨鶏はそこにはいなかったが、何と側溝の脇に
あった卵を烏骨鶏が抱いているではないか・・・。

上手く孵るかどうかどうかは分らない。孵ったところで敵も(カラス)も多い
ので生き抜く事も大変だ。それに誰かに捕獲されてしまうかもしれない。
誰が捨てたか分らない烏骨鶏だがまた誰が捕獲しているのかも分らない。
そんな烏骨鶏達の受難は続く・・・。

Posted by c-bird at 2005年10月22日 00:10
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