2006年08月29日
Windows98、起動ディスクで領域作成、フォーマット、セットアップ
久しぶりにDOSからWindows98をセットアップした。
使用したWindows98はPC付属のリカバリーディスクではないので
専用のセットアップ用起動ディスクも持ち合わせていない。
最近のPCはプレインストールで、しかもCD-ROMドライブでブート
する。よってFDDを使用しての領域(パーティション)を切ったり
フォーマットなど行う機会もなくなった。
FDの起動ディスクを使ったやり方も少々忘れていたので
少し戸惑ってしまった・・・。
まず、セットアップ用の起動ディスクがないため
Windows98パソコンから起動ディスクを作成した。
※作成される起動ディスクは2枚
これをセットアップ用の起動ディスクとして代用する。
昔、その緊急用の起動ディスクからセットアップ用の起動ディスク
を作成したのだが、作り方を忘れてしまった。しかし、緊急用の
起動ディスクで行う作業は同じなのでさほど違いはない。
1枚目の起動ディスクをFDDに挿入する。どんどん英文が進む。
途中「キーボードタイプを判定します.」辺りでストップするので
キーボードにある「半角/全角漢字」キーを押す。と、また英文が
進む。しばらくすると指示に従い2枚目の起動ディスクと交換をする。
また画面の指示に従い進めていく(といっても放って置けばよい)
最後にA:¥>が表示される。一応これで全て読み込んだのだが
ここで注意しなければいけないのが、この時点でコマンドを書き込み
Enterキーを押さずに2枚目の起動ディスクを取り出し1枚目
の起動ディスクと交換する。 それからA:¥>fdiskコマンドを書き込み
Enterキーを押す事を忘れないように。下記が表示される。
コンピューターを起動する準備をしています。
しばらくお待ちください・・・
Windows98起動ディスク2を挿入してください。
続けるにはどれかキーを押してください・・・
診断ツールがEドライブに組み込まれました。
MSCDEX Version 2.25
Copyright(c) Microsof Corp. 1986-1955.ALL rights reserved.
ドライブF:=ドライバMSCD001 ユニット0
ヘルプを参照するには、HELP と入力してからEnterキーを押して
ください。A:¥>
2枚目のディスクでは、fdiskと打ち込んでもコマンドを受け付けないので
1枚目に交換することを忘れないこと。
因みにWindowsMEの起動ディスクでは1枚目の時点で
A:¥>が出るようだ。完全に行えるか当方は最後まで試していないが・・・。
fdiskを打ち込みEnterキーを押すと下記の表示が出る。
512 MB以上のディスクがあります.このバージョンのWindowsでは,大容量のディスク
のサポートが強化され,ディスク領域を有効に使えるようになりました.2 GB以上の
ドライブを1つのドライブとしてフォーマットできます.重要:大容量ディスクのサポートを使用可能にして,このディスクに新しいドライブ
を作成した場合,ほかのオペレーティング システムを使ってこの新しいドライブに
アクセスすることはできません(Windows 95とWindows NTの特定のバージョン.
以前のバージョンのWindowsとMS-DOSを含む).また,FAT32ファイルシステム
用に設計されていないディスクユーティリティは,正常に動作しません.
このディスクでほかのオペレーティングシステムや以前のディスクユーティリティ
にアクセスする必要がある場合,大容量ドライブのサポートは使用しないで下さい.大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)...........?[Y]
Windows98の場合殆どFAT32フォーマットを使用するので[Y]のままEnterキーを押す。
下記の画面へと移行する。
これからいわゆるパーティションの設定や削除を行う。
初めての方はこの説明でも良く分からないかもしれない。
かつて私がそうだった。(今も大して変わらないが^_^;)
Microsoft Windows 98ハードディスクセットアッププログラム
(C)Copyright Microsoft Corp. 1983 - 1998FDISK オプション
現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1. MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成
2. アクティブな領域を設定
3. 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
4. 領域情報を表示
どれか選んでください:[1]
FDISK を終了するには Esc キーを押してください.
「1. MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成」
のあるPCを使用したことがないのだ。
1つのHDDでパーティション(領域)は基本的に「基本領域」と「拡張領域」の2つしか
作成できないと思って良い。語弊があるかもしれないが簡単に言ってしまうと
基本領域をcドライブと思ってしまおう。ここにOSをインストールするのが普通。
拡張領域はいわゆるDドライブと思ってしまおう。
ここで冒頭に基本領域と拡張領域の2つしか作れないと書いたが
確かにそうなのだが拡張領域内に容量の範囲で論理ドライブを幾つも作る事
はできる。たとえばDの中E,F,GドライブなんてこともそのHDDの容量の許す限り
作る事ができるのだ。
例:
このように幾つも容量の許す限りHDD(論理ドライブ)を作ることができる
[1]を選択してEnterキーを押すと下記の画面が表示される。
MS-DOS 領域または論理 MS-DOS 領域を作成現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1. 基本 MS-DOS 領域を作成
2. 拡張 MS-DOS 領域を作成
3. 拡張 MS-DOS 領域内に論理 MS-DOS ドライブを作成
どれか選んでください:[1]
FDISK オプションに戻るには Esc キーを押してください.
上の画面は領域作成をする画面。
つまり、HDDの中が空っぽの状態である場合は順番どうり行えば
良いわけだが、私の場合古いOSが入っていた為領域が存在していた。
「3. 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除」を選択
まず自分なりにすっきりした領域を作成するにはこちらを選択し
全ての領域を一旦削除する。
MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
現在のハードディスク: 1次のうちからどれか選んでください:
1.基本 MS-DOS 領域を削除
2.拡張 MS-DOS 領域を削除
3.拡張 MS-DOS 領域内の論理 MS-DOS ドライブを削除
4.非 MS-DOS 領域を削除どれか選んでください:[_]
Fdisk オプションに戻るにはEscキーを押してください.
それぞれ削除したい領域を選択してEnterを押すと・・・
拡張領域を削除したい場合に論理ドライブが存在する場合は(多分殆どあるでしょう)
まず論理ドライブを削除してから拡張領域を削除する。いきなり拡張領域のみは
削除できないので注意。
1つの領域を削除するたびにEscキーを押しFdiskオプションに戻り作業を繰り返す。
少々端折るが領域の削除が済んだらその後、新しい領域を作成する。
「Fdisk オプション」へ戻り
「1. MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成」
を選択する。後は順序に沿って行えば領域を作成することができる。
領域のサイズ(%)を指定する。CドライブとDドライブを半分にする場合は
50%にするなり、お好みで領域を分けることができる。その辺りは進めて
行くと分かると思う。ここでの注意点は、拡張領域Dドライブに論理ドライブ
を100%にすると他のドライブは作成できなくなり拡張ドライブと論理ドライブは
Dドライブだけになる。もしDドライブの論理ドライブを(たとえばFドライブ等)作りたい場合
はパーセントをそれなりに決める必要がある。たとえば全50%にし次のドライブに
50%を与えるなどすると良いだろう。
領域の作成が完了したら、またFdiskオプションの画面に戻る。
今度は、「2. アクティブな領域を設定」を行う。
これはWindows98をインストールするドライブをアクティブ化をする
必要がある。アクティブな領域は通常Cドライブで良いだろう。
指示に従いアクティブ化する。
これでHDDの領域(パーティション)は作成できた。
確認はFDISK オプションの「4. 領域情報を表示」で
領域の情報が表示されるので確認しておこう。
ここに表示されるドライブはあくまでも基本領域のドライブ(Cドライブ)と
拡張ドライブ(Dドライブ)の2つが表示される。
この時点でCドライブの「システム」はまだFAT32になっていないはずだ。
最後にフォーマットをすることを忘れないように。フォーマットすることで
FAT32になる。
コマンドは・・・
A:¥>format c:
Cドライブのフォーマットが始まる。
それ以外のドライブ(Dなどのアクティブ化のないドライブ)
はWindowsインストール後のフォーマットを利用しする。
A:¥>format d:としてもドライブ「D:ではフォーマットは使えません.
フォーマットを中止しました.」と表示される。
これで「パーティションを切る」設定は完了した。
いよいよWindows98のインストールだが
でもここからは殆ど問題なく行えるはずだ。
CD-ROMドライブにWindows98のCD-ROMをセットし
次のコマンドを書き込みEnterキーを押す。
A:¥>c:
A:¥>setup
※A:¥>c:を指定しなくとも直接A:¥>setupで開始するかも。
当方の場合はそれでセットアップを開始した。
準備をしてます。しばらくお待ちください・・・
システムのチェックを行います。
Enterキーを押すと続行します。Escキーを押すと、セットアップを
中止します。
スキャンディスクの画面に代わりスキャンが始まる。
終了すると画面の指示のキーか又はEscキーを押す。しばらくすると
Windows98セットアップが始まる。後は画面の指示どうりに進めていけばOKだ。
一応これで領域の設定、フォーマット、セットアップはお終い。
もっと詳しい解説が必要な人は検索して詳しいサイトで調べて頂ければと思う。 ↑続きを隠す