2007年06月10日
冤罪事件
今でも思い出す幼い子供の頃の事件がある。
それは2件の冤罪事件・・・・
今だに優先的に記憶が蘇るのだから子供の私に
とっては強烈な事件だったのだろう。
一つの冤罪は、子供会の盆踊りの時。小学校の頃だ。
女の子は浴衣に少しお化粧などをしていた。
多分お母さんにちょっとだけしてもらうのだろう。
盆踊りの会場で1人の女の子と目があった。ごく普通にただ目が
合っただけなのだ。友達数人と私は笑いながら会話して
いただけだった。(あとで思うとこの状況がその女の子に
誤解を与えたのかもしれない・・・。)
だがその女の子はぷいっと怒った顔になった。それは覚えてる。
その時何故だか分からなかったし、気にもしていなかった。
その後、その女の子と友達と思われる女の子二人(今でもその子の
名前はちゃんと覚えている)と子供会の会長さんだったか、大人の人が
私のところへ来た。目の合った女の子は泣いている。何故だか私には
さっぱり分からない。
すると取巻きの女の子たちがこう言うのだ。
私がお化粧をした女の子に「クロンボ」と言った。というのだ
私はそんな事言っていないと言ったが、もう1人の女の子も
それを加勢するように私がそう言ったと援護射撃だ。
元々その子たちはそこに居なかったのに・・・。
二人で攻撃された。恐らく泣いている女の子がその子たちに
言ったのだろう。泣いている女の子は恐らく私が言ったと
思い込んでいるかも知れない。
なんて事だ。私は自分の潔白を何度も会長さんに訴えるが
女の子3人に証言されてはどうする事も出来ない。私は犯人に
されてしまった。会長さんは泣いている女の子に「もういいじゃないか・・・」
という具合に女の子をなだめている。
でも会長さんは私に対して追求はしなかった。
そうだろう、大人にとってはどうでも良い子供の世界の出来事だ。
だが犯人にされた私にとっては大問題なのだ。
女の子3人に言われたら元々悪ガキの私はどう反論しても
おませなの女の子達には敵わない。
結局「クロンボ」と言ってその子を泣かせた犯人にされてしまった。
もう一つの冤罪は・・・
これも小学生の頃だ。
なにやら人だかりがあった。何だろうと私もその人だかりを
覗くと私より二つ年下の男の子がしゃがんで泣いている。
ちょっと年上のお兄さんたちが、その子に「誰に泣かされたのか?」と
聞いていた。するとその子は私の方を指差したのだ。
黙ってただ指差した。私は今でもその半べその顔をはっきり覚えている。
するとちょっと年上のお兄さんが「○○(私の事)ちゃんがやったのか」
と言い出した。すると周りから「悪いなぁ、悪いなぁ」という声が上がった。
私は何がなんだか分からないままその一言で犯人にされてしまった。
私は誰かに犯人に仕立てあげられてしまったのだ。
恐らく最初に私だ。と言ったちょっと上のお兄さんが怪しいと思うのだが・・・。
大人になっても未だに晴らす事の出来ない冤罪事件なのだ。
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