Carefree Field

譲渡されたPCだが色々デバイスが内蔵されている。その1つに
TVチューナーのボードが付いている。大晦日の夜には、色々TV番組が競合して
私は、好きな格闘技系をPCで見る羽目となった。
このTVチューナーだがPCと音声が少し違うようだ。取り扱い説明書
も無いので色々音声の差込にプラグを差し込んで試した。
PCの後ろには音声の差込が全部で７つある
結局、TVチューナーのボードのライン入力しか音が拾えない。
だがそれだとPCの音声には反映しないようで音の調節がPC側ではできない。
TVを視聴する分には、問題ないのだが録画した場合に音声が出ないことに
気が付いた。これはどうしたものか・・・。
改めてTVチューナーの箱を確認して説明書はないか探したが無い。
そのメーカーのサイトに行って確認したがそこにも無い。
だがその箱の中には1つプラグコードが入っていた。はてこれは何に使うの
かわからずじまいだった。

結局その夜は、解決できず寝てしまった。夢うつつの中であのプラグコードが
夢に出て来て、それを繋ぐとPC備え付けのスピーカーから音声が綺麗に出た。
そのと時夢の中で「これだ！」とひらめいた。
翌朝夢のとおりライン出力からPCの入力へプラグコードを繋ぐと綺麗に
音が出力された。これで問題は解決した。行き詰った時には寝るに限る（笑）

インターネットも当初は、常時接続なんて殆ど居なくて私はその環境に
運良くというかなんというのかあったので接続料を気にすることなくネットを
楽しんでいた。まだ、ADSLなんて無かった。せいぜいISDNでの接続。
その頃から私が加入のCATVは常時接続が可能でなんとなく私には優越感があった。
1Mbpsなんて出れば凄く速い！と喜んでいた。

だが、今では、光通信で100Mbpsの速度を出せる環境だ。
とくにADSL環境が整備された事からネット人口も急激に増大した。
HPも個人でしこしこ作る楽しさがあったが、昨今はBlogなんて便利なものが
出来てしまい。苦労して作る作業をしなくともそれこそネコも杓子も
一国一城の主だ。
だが、技術は進んでも人間の精神は全然進歩が無い。ネットのモラルは地に落ち
相変わらずだ。というよりどんどんひどくなる。掲示板なんてのがもっと
匿名性をいいことにエスカレートしている。

言いたい放題の掲示板、出会い系、アダルトサイト、自殺サイト・・・
メールには毎日いかがわしいスパムメールのオンパレード。
私は子供にはインターネットはさせない方が良いと最近凄く思う。
ネットはR－１５指定にする。なんてのもまじめに考えたらどうだろう。
私自身もう、BBSなどマイナス面が多くて無い方が良いと思い始めた。
実のところBlogもやばいんじゃないかと思い始めている。
しかし、時代の流れは止めることは出来ない。これも必然なんだろうが
なんだかなぁ、インターネットで人殺しも出来る世の中で、戦争にも利用されて
それがまともな事なのか・・・。

しゃーないしゃーない、と思いながらこうやってBlogに書き込んでしまう。
何か書かずにいられなくなってしまったのだから、ネット中毒だ。
そのうち「ネットやめますか？それとも人間やめすか？」という標語が出される。
思いのたけをネットで発散し、一億みな火の玉で相手を批判することが
正義かのように・・・自分の「正義」「言論の自由を」を振りかざし利用し利用され
結局争い事は永遠と続く、本当に人類は滅ぶかも・・・。

その人の家族（姉）によると本だけが自分を見出せるくらいに本に囲まれた生活
をしていたそうだ。私は２度ほど本人に会ったことがある。大学での専攻は哲学科だ。
その大学と言えば世間では超一流と言われるところだ。
だが、その本の虫がある日、あるきっかけでぱったり本を読むことをやめた。
そればかりか今まで読んでいた全ての本を処分してしまった。
今では、一切本は読まない・・・・。と言っている。

その人いわく本は、“悪”だと言うのだ。今まで散々本を読破し、愛していた人が
本を完全否定する。私があまり本を読まないと言うと
その方が良いとその人は言い切る。
何がその人をそこまで変えたのか？概ねきっかけになることは知っている。
その人が言うには、一言で「欲」を捨てる事だそうだ。そのため本はそれを
阻害する何かがあるのだろうか・・・。

同世代（同学年）の人には、世の中ではそれなりに社会的地位のある立場にいる。
と言うか殆ど一線から引退する世代だ。
恐らくその人もあるきっかけがなければ社会的、経済的に何不自由ない
生活を出来ていただろう。だが、その人は逆にそんな人は不幸だと言う。
欲を捨てた生活は傍目で見ると不自由な生活に見えるのだが・・・。
周りの親戚一同からはの大きな期待と尊敬は地におち「アレはバカだ」と
言われるようになったそうだ。
だが、その人の親族（姉）に言わせると、あの頃（本をこよなく愛している頃）より
今の方が幸せに感じると言う。とにかくあの頃は精神的にぼろぼろだったと
言うのだ。多分、唯一の理解者はお姉さんだろう。

他にも色々伺ったが本を捨て去る事とそれを納得する理由を私には
理解できなかった。それに人間、欲など完全に捨て去る事など出来るのか。
私には生きる存在理由すらなくなるような気がする。その人は、欲を捨て去った時に
必要最小限の生活が出来き幸せな人生をおくれると言う。
その点についてはほんの少し同意できる気がする。
だがそれがその人なりの幸せな生き方なのだろう。